とんかつ いもや

神保町には『いもや』が3店舗あり、それぞれ店舗毎にメニューが天ぷら定食だけだったり、天丼だけだったり、とんかつ定食だけだったりしている。


で昨日の昼食に選んだのは『とんかつ いもや』だった。
いもやの店内は3店舗とも殺風景とも言えるぐらいに何もなく、席といえば無垢材をつかった無骨なカウンターのみ。
いかにも「これで充分」といいたげな潔よさである。


メニューはトンカツ定食(700円)とヒレカツ定食(900円)の2つしかなく、店を入ってすぐにどちらのメニューにするか聞かれる。
オプションでお新香(100円)をつけることができる。


初めて行く人はたぶんまずその量に驚くのではないか。
肉の大きさ厚さもさることながら、付け合わせのキャベツなどはざる一杯分くらいはある。
ごはんも小どんぶり一杯、さらにしじみのみそ汁もついて大変な量である。
女性は前もって少な目を申告したほうがいいかもしれない。


肝心のトンカツは揚げたてアツアツで、慌てると火傷するのは必至だ。
いもやでいつも感心するのは、衣の油切れが完璧で、実にサクサクしているところである。
これはてんぷらのほうでも同じで、本当にさっきまで油の中に浸かっていたのか疑いたくなるほどカラッと揚がってくる。
噛むと肉汁がジュワーっと溶けだして、ああ久しぶりに本物のトンカツを食ったという気分にさせてくれる。
神保町にお立ち寄りの際はぜひ。


http://gourmet.livedoor.com/item/100/T2304/


余談だが、いもやの店員はみんな、なんとなく変なリズムを取っているような気がするのは俺だけだろうか。
つまんなそうな顔しているのに体はルンルンしているように見える。